5月10日(月)に今年度の第1回目の赤トンボを増やそう会の常任委員会を開催しました。
初めに前田清代表より4/1以降の動きについて報告がありました。
4月 昨年度に続きアキアカネの卵をまいた鉢に水を2日ごとに供給。
(中垣内のトンボ池は4月ぐらいから水を入れているとのこと)
4/30 鉢から卵と土を水槽に移し替え(石澤先生の指導)
龍野小学校訪問~6/7(月)にプールからヤゴ救出を予定(昨年に引き続き当会へ協力要請あり)
5/ 2 トンボ池撮影、中垣内の田んぼでミジンコ調査(ミジンコの存在確認出来ず)
3 神戸の渡辺先生に電話(別紙)~エサとしてブラインシュリンプ購入
5 ブラインシュリンプの孵化をアグロで確認。初めて給餌
6 ブラインシュリンプを給餌
7 兵庫県助成金申請資料原案作成
8 アキアカネの卵が孵化(??)
前田課長と篠首・木南自治会長訪問~篠首での調査等の協力を打診
9 アキアカネらしき幼虫写真撮影(瀬田氏)~石澤先生鑑定~ミジンコだった(残念!)
10 篠本校長に顕微鏡による写真撮影依頼
揖西東小学校も6/7(月)にプールからヤゴ救出を予定(協力要請あり)
次に、今回の検討事項(前田清)を議論しました。
1)今年度の取組みについて
a,今年度より、市のまちづくり塾から離れて、任意団体として再結成
b,組織構成、メンバー募集と役員等検討必要
c,新規の取組み~昨年アキアカネを多く確認出来た篠首自治会へ、生態調査等協力要請
d,兵庫県の地域づくり活動応援事業の助成金に応募
高見;県の地域づくり活動応援事業の助成金がダメだったらどうするのか。
前田;当面の活動資金はある程度あるのでとりあえずの費用は何とかなると思う。県の助成金がない場合
でも従来通りの活動はそれなりに可能になるかもしれない。
ただ、今までは市のマイクロバスをお借り出来たが、今後はバス会社から借りるので出費がかさむ可
能性がある。
2)地域づくり活動応援事業の申請書(案)について
a,別紙で説明(締切り:5/27、助成金額50万円以内、規約等必要)
b,意見等
前田清;補足として、この書類の中の“市内の特定の場所”は、新宮町の篠首を想定している。
一応 20日ぐらいまでにこの活動にご協力頂けるかどうかのご返事を頂くことになっている。
三木;今まででもトンボの種類を判別するのが難しかった。また、我々として出来るのは、アキアカネの
交尾体を捕まえて卵を産ませるところまでだった。新たな取組みの中で、“成虫になったら羽根へ
の色付けによって飛行調査を行ない、どこの山に行くか、どの山が適しているかを調査し、・・・
・”とあるが、羽化直後のものを捕まえて羽根に色付けするのは大変難しいと思う。
前田清;確かに難しいと思う。しかし、今までも手探りながら1つ1つ方法を会得してきた。例えば、卵を
産ませる事が出来なかった時は“どうやって卵を産ませるのか、想像出来なかった”という時期もあ
った中で、方法が分かってきたということもある。たとえ出来なくても課題として意識していきたい
と思う。
高見;現実的にはアキアカネが聚遠亭のあたりに飛んできてこそ意味があるが、赤トンボを見たかったら
篠首へ行ってくれとは言えないのではないか?聚遠亭の池でヤゴを育ててはどうかと思う。
三木;そこで飼育して羽化しても山の上に行ってしまうし、さらにそこへ戻ってくることにならない。
前田清;このような活動をやる前は、野見宿禰の下の展望台のところに赤トンボが舞えば良いのではないか
と考えていた。だから中垣内で羽化させて、増えてきたらそれらが野見宿禰辺りまで飛んでくるので
はないかと期待したが、夏は山へ上がっていく等、習性が分かってきた今では難しいというのが分か
った。
高見;篠首に対する協力依頼は具体的にどのようなことをやってもらうのか?
前田清;今回篠首に協力頂けるようになれば、田植え~7月の間に田んぼの中のヤゴの調査が可能になる。
昨年下牧谷の田んぼにヤゴ収集の調査に行ったが何もいなかった。あそこはたつの市ではないので
なかなか協力してもらうのも難しかった。たつの市内だと赤トンボに対する意識も違うと思うので、
自治会の方にも田んぼに入って調査をお願いしたいと思っている。石澤先生にお聞きしたら、畦の
近くで羽化する確率が高いとの事だったので、あまり中の方へ入らなくてもヤゴが見つかる可能性も
強い。また、10~11月の成虫の調査でも調査を一緒にお願い出来たらと思う。
高見;問題は、今後のメンバー構成と組織作りだ。市職員のメンバーは今後は仕事としてではなく、まった
くのボランティアになるので従来通りの動きやご協力頂けないことが想定される。
前田清;まちづくり塾から離れたのでそういう問題は起こってくると思う。また、市役所から今まで有形無
形の配慮を頂いていた部分も従来通りではなくなるだろう。
高見;また、自治会も活動に協力してくれる人がいたが、任意団体となって従来通りの協力が得られるか、
とか他の地域のバランス等の不満を言われることもあり、まったく従来通りと言いにくい状況もある。
また、トンボ池の管理も難しくなる。今年1年は何とかしたいが、来年からは難しいかもしれない。
もっと若い人にやってもらう必要もある。
前田清;メンバー構成については、まちづくり塾から離れるので人数の制約がなくなる中で、市職員の方が
抜けられたりしても活動が継続出来る人数になるよう新たに募る必要もある。出来れば熱心な方が入
って来られたらありがたいが・・・。
三木;私自身年とともに今までより体力的に負担になってくる。継続的にやっていくとしたら人員構成をど
うするかがポイントだと思う。
高見;前田さん自身は組織作りとして自治会等との関係をどう考えているか?
前田清;委員会の構成としては、今までのように常任委員は、自治会長等、主だった方で構成しないと人数
が多すぎると会議の日程調整等が難しくなる。常任委員以外の委員は、広く公募しヤル気のある方で
構成したい。
次に、当面の課題(前田清)について議論しました。
1)組織構成、メンバー募集方法をどうするか
2)市内の小学校のプールからのヤゴ救出作戦
6/7(月) 午前;揖西東小 午後;龍野小 6/10(木)13:40小宅小
3)トンボ池の運営方法;稲を植えるか、そのままでビオトープとして活用するか等
前田清;1)については、次回の会合で具体案を出したい。2)については、実施日時等がはっきりしてきた
ら皆さんにご連絡する。3)については、今年は、大きいカゴの中にアキアカネのヤゴを収納して羽化
するかどうか実験したい。その場合、羽化した後もカゴの中で多少飛べるので羽根が乾ききってからマ
ーキングしてみたいので、田植えはせずビオトープとして活用したい。畦の草も羽化するまではそのま
まにしておきたい。一応、今年も畦に近いところや大きいカゴの中にモミ種をまきたい。
4)次回会合の日程は5/24(月)18時から開催
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テーマ:兵庫県 - ジャンル:地域情報
- 2010/05/15(土) 06:12:55|
- 会議内容等
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