3月2日(日)は、龍野の中央公民館で当会の平成25年度の活動報告(活動のビデオ等)と全国トンボ市民サ
ミット全国実行委員会代表幹事今村信大様による講演会を開催しました。
当会の活動報告は、前年の羽化数が68匹でしたが、95匹に増加したことやその経過をビデオを使って説明さ
せて頂きました。なお、田んぼでの羽化数は、前年25匹だったのが58匹まで増加しました。
今村様のご講演は、「トンボがまちづくり・人の輪づくり」というテーマでした。
その概要をかいつまんでご紹介します。
1,まちづくりと人の輪の広がりが大きな財産になった
2.1990年全国トンボ市民サミット発足~25年続いている
3,1984年トンボとの出会い⇒桶ケ谷沼を守る⇒ガイドブック作成
1986年桶ケ谷沼を考える会⇒地権者、役所、野鳥の会、生物研究グループが4つどもえの状態
日本一物語~トンボが61種類いるのは日本一 ⇒あなたならどうする?
永六輔の講演、トンボの歌、トンボ児童合唱団、マスコミの活用 ⇒頻繁にアピール
敵対関係⇒コミュニケーション⇒“観察会”
4,突然、行政が買収の話~県が沼を買い上げる方針⇒市が買い取り⇒自然環境全地域19.5億円
我々は何も要求していなかったが、他の人がじっくり見ていてくれた役人がいた。
5,(龍野は町中赤とんぼがあるが、)その時からトンボに関するものがたくさん出てきた
お酒、マンホールのふた(ベッコウトンボ)、トンボ病院、バス(トンボ号)、ガソリンスタンドがトンボの絵、銀行
がトンボ支店、トンボ茶屋、中部電力や郵便局の窓ガラスにトンボの絵、ベッコウトンボの調査会
6,1999年にアメリカザリガニ大発生⇒ベッコウトンボが激減=47匹
どうやってベッコウトンボを回復させるか?ようやく100匹ぐらいになった⇒種の保全
こうなるまで、環境省の許可を得て捕まえて卵を産ませ、高校の校庭で育て、ミジンコを毎日やって沼へ持
ってきて放してやった。その後アメリカザリガニが入らないよう4m四角のイケスを作ったのでここだけですべ
て完結できるようになった。
7,敵を作らないこと。市民に理解してもらう。
活動そのものが楽しいこと。やって楽しい活動でないといけない。やらされているということではダメ)
人と自然(生物)とともに生きたい
8,アキアカネが2000年から突然激減した⇒フジフィルムの助成金をもらって3年間全国調査⇒2010年に報告
書提出
9,サオの先に停まっているトンボの数を調査⇒2010年以降も継続的にやっている
10,生物多様性⇒治水に加え“環境”が加わるようになった
生き物にやさしい未来へ~人と自然の共生⇒持続可能な社会、国、まちづくり
11,アメリカではダムを壊したりして昔の川に戻している。
太陽光 地熱 大気 水 土壌 地下資源
野生の生きもの
人間の生存基盤を60%守らなければ!
持続可能な国づくりの原則
①生態系の許容量を超えない経済にすること
大量生産・大量流通は地球資源を失う!
②コンパクトなまちづくり、少量消費のライフスタイルを実践しよう消費を抑え・経済活動の基本を転換
↓
持続可能な社会
↓
生物多様性が地球を救う!
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テーマ:兵庫県 - ジャンル:地域情報
- 2014/03/26(水) 08:48:29|
- 会議内容等
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