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たつの市で赤トンボを増やそうという活動グループの活動状況を紹介しています。

室内飼育以外のフィールド実験でも羽化成功!

前田宅での室内の孵化と羽化の模様や実績は7月30日の記事でご報告した通りです。
今回は、室外、つまり田んぼやトンボ池等のフィールドでの飼育実験や他所(龍野高校)での羽化の状況をまとめました。

最初にフィールドで飼育を試みたのは5月5日で、この時は当会の皆さん13人で飼育カゴの中に木枠をはめ込む作業をして頂き、木枠の水の中に約30匹放流しました。
その後6月12日に篠首と下笹へ3匹ずつ放流しましたが、残念ながらどこも羽化しませんでした。

その後、7月11日に龍野高校を訪問し、当会から卵をお渡しして生物部で飼育して頂いていた9匹のアキアカネのヤゴをお預りしました。このヤゴ達は5月中旬に孵化したもので、生後1ヶ月半ぐらいでした。これらを3匹ずつ、篠首と下笹、そしてトンボ池に放流しました。

まず7月21日に篠首の1匹目が羽化したと連絡が入りました。早速、神戸新聞や朝日新聞、そして当会のメンバーに、この“朗報”を電話やメールで連絡しました。この時、現地に行けなかったので現地で写真を撮って頂いたのですが、残念ながら携帯電話だったのでピンボケでした。
その後25日に再び篠首から連絡がありました。今度は小生も休みで時間がありましたのでカメラを持って現地に駆け付けましたが、残念ながら羽根の先が茶色い模様があり、コノシメトンボでした。

さらに31日に電話が入り、今度は多分間違いないだろうということで、現地にもう1人の会員と向かいました。行ってみると、確かにアキアカネに間違いありませんでした。早速写真をパチパチ撮影しました。左から1人がカゴの中へ入って撮影しているところ、次がアキアカネ、その右は篠首の会員がアキアカネをかざしているところ、一番右は、その方が黒のマジックでマーキングしておられるところです。
8月4日には3匹目が羽化し、7月11日に放した3匹はすべて羽化したことになります。
20110731篠首2匹目羽化DSCF4705s 20110731篠首2匹目羽化DSCF4707s 20110731篠首2匹目羽化DSCF4712s 20110731篠首2匹目羽化DSCF4714s

その後、フィールドでは8月6日にトンボ池で1匹羽化しているのが見つかりました。小生は篠首の1匹目が羽化してから毎朝出勤前にトンボ池に行くことにしていましたので、発見した時は“ようやくトンボ池でも成功した!”と大変嬉しく思いました。
しかし、網に止まったまま少し変な感じがしましたので、近寄って触るとやはり死んでいました。これは、前日かなり雨が降ったので羽根がぬれて動けなくなり死んだのではないかと思われます。カゴの中とは言え、やはり雨宿り出来るものが必要だと思いました。ただ、当会としてはフィールド実験で羽化したことには変わりないので、フィールドでの実績としてカウントしたいと思います。
トンボ池での写真は下の通りです。
20110806トンボ池羽化1匹目DSCF4799s 20110806トンボ池羽化1匹目DSCF4804s 20110806トンボ池羽化1匹目DSCF4807s 20110806トンボ池羽化1匹目DSCF4809s

一方、先ほど龍野高校でも飼育して頂いていることを書きましたが、ここでもようやく8月1日に1匹目が羽化しました。こちらでは冷蔵庫から卵を出すのが5月になってからでしたので、先に書きましたように5月中旬に孵化したものです。なお2匹目は8月2日に羽化しました。多分、このタイミングが羽化のリミットではないかと思われます。気温はすでに30℃以上ある時期で、涼しい所へ向かうには少し暑すぎるのではないかと推察致します。
1匹目の羽化の写真は下の通りです。
20110801龍高1匹目羽化DSCF4725s 20110801龍高1匹目羽化DSCF4728s 20110801龍高1匹目羽化DSCF4732s

以上が前田宅以外で羽化した実績で、フィールド実験として、篠首で3匹、トンボ池で1匹、計4匹成功しました。そして、龍野高校の室内では2匹羽化したというのが今年の結果です。

このフィールド実験が初めて(一部)成功した理由ですが、エサは、篠首はミジンコ等を与えられていましたが、トンボ池は“エサなし”で育ちました。ですから、エサはそれなりに必要でしょうが、飼育成功の決定的理由ではないと思われます。
特にこの2カ所の違いとして大きく異なるのは、木枠の深さでした。つまり、トンボ池は10cm程度で、篠首は30cmぐらいあります。もう1箇所の下笹では、カゴの中に木枠ははめ込みませんでした。放流当初、下笹の会員がカゴの中にガムシを発見し、それを外に放り出したということがありました。これらのことから、下笹やトンボ池では、天敵、つまり他の水中生物によって食べられてしまったことが羽化しなかった大きな理由と思われるのです。現実問題として、トンボ池の木枠は水面からそんなに出ていないので、カエル等が簡単に出入り出来る状態でした。
ただ、木枠を深くすると水の補給が難しいという問題があります。篠首は、沼地で木枠が深くても水が下から湧くような状態で、双方の条件はまったく異なっています。
下の写真ですが、左2枚がトンボ池で、左端は設置間もない頃で、その右は、7月頃の状態です。右端は篠首です。
(何か良いアイディアがありましたらぜひご提案下さるようお願い致します。)
20110509トンボ池DSC06906s 20110708トンボ池DSCF4249s 20110612篠首DSC07948s

なお、これらのフィールド実験等のことが、近々朝日新聞に掲載される可能性があります。掲載されたらこのサイトでもご紹介いたします。ただし、トンボ池での羽化は掲載されていないかもしれません。

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テーマ:兵庫県 - ジャンル:地域情報

  1. 2011/08/15(月) 17:50:55|
  2. フィールド活動
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たつの・赤トンボを増やそう会へようこそ!私たちが住んでいる兵庫県たつの市は、童謡”赤とんぼ”の作詞者・三木露風の生誕の地です。三木露風が北海道で幼い頃の情景を思い出して詠んだのが”赤とんぼ”ですが、最近他の地域同様、赤トンボがかなり減ってきています。そこで、赤トンボを増やし、その昔三木露風が見ていた龍野の原風景を再現すべく、赤トンボを増やそう会を設立し、活動を始めました。皆さんも応援して下さいネ。

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