11月4日(木)は、赤トンボの中垣内での平地調査と捕獲を目的として、揖西東小3年生の授業を実施して
頂きました。場所は、昨年と同じ播磨養護学校の東側の田んぼ付近です。
3年生の児童42人と先生3人が徒歩で現地に到着し、中垣内自治会からも助っ人として7人ほど出て頂きま
した。この助っ人は大変助かります。
天気は晴天でしたが、トンボ収集開始直前の9:23では、気温は14℃でした。かなり気温が低い感じです
が、下牧谷の例ではすぐに気温は上昇すると考えていました。9:30から収集を開始し、9:35には16
℃になり、早速イトトンボを捕まえた児童がいました。多分昨年同様20℃ぐらいになったら、山すその藪か
ら赤トンボが飛んでくると読んでいましたら、徐々にそんな雰囲気になってきました。

その後すぐにアキアカネらしき赤トンボを捕獲したということで、先生がカゴに入れて持って来られました。
そのトンボは一番左の写真です。多分アキアカネのオスと思われます。
その後、9:51には19℃になっていました。。また、右から2枚目の写真のように先生も夢中で捕獲され
ていました。そして次々と”いた!”、”おったでー”という声が方々で聞かれるようになりました。

捕獲作業の途中で、先生は児童達を臨時に集めて”捕まえ方”などを講義。そして、卵を産ませる実験。すぐ
に卵を産み始めましたので、児童達は必死で見つめていました。また、先生は、ミヤマアカネを捕獲されたの
ですぐに写真を撮りました。10:46には24℃まで上昇してきました。

その後も児童達は元気に走り回り、卵を産ませる場面が何回かありました。11時には捕獲作業を終了し、み
んな満足げに先生のお話を聞いていました。また、中垣内の自治会の方々にはこの場所から遠い平木地区
にも足を伸ばして頂き、何匹か捕獲して頂きました。そのような自治会の方々へも児童達は”ありがとうござ
いました!”と元気の良い声でお礼を言って(叫んで)いました。

学校に戻り、小生が講師となって、初めにハーモニカで同様「赤とんぼ」を演奏し、赤トンボを増やそう会の
活動のことや、赤トンボの種類とアキアカネの一生などの話をさせて頂きました。その時の模様が下の写真
です。そして、最後にこの日捕獲した赤トンボの集計をしましたら、ナント、24匹となりました。皆さんに
分かるよう黒板にそれを整理して書いて頂きました。実際には、専門家の方に同定して頂いてから決定する
こととなるのですが、専門の方に同定して頂いた結果、それで間違いないとのことでした。

採集した卵はシャーレーに移し替えました。約1日経った今朝の状況が下の写真です。
今回は、ルーペで拡大した写真も映してみました。本来なら、受精卵であれば1日経過したら茶色に変色する
と言われていましたように、茶色い粒が見えます。今後は12月になったら冷蔵庫で保管し、4月まで”冬の
状態”にして、その後孵化させる予定です。楽しみですね。
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- 2010/11/04(木) 23:04:57|
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